新日本プロレスと異色タッグ 芸能大手アミューズの狙いは?
5日の後楽園ホール大会の試合を前に発表された大手芸能事務所「アミューズ」とプロレス団体「新日本プロレス」の業務提携。「新日」は芸能分野へ活動の幅を広げることによる選手の知名度向上、「アミューズ」はスポーツ分野事業の強化を目的とし、今回の“タッグ”が実現した。
アミューズの相馬常務取締役は「新日本プロレスのレスラーは海外でも通用すると思っています。日本のコンテンツといったら失礼ですけど、新日本プロレスのレスラーはアジアでも絶対通用すると思ってますので、バックアップしていきたいと思ってます」と“マイクアピール”。
「新日」には女性人気も高い“100年に1人の逸材”棚橋弘至(39)、「スイーツ真壁」で主婦層からも大人気の真壁刀義(43)など、情報番組やバラエティー番組で活躍する選手も多く、アミューズのバックアップが加わることでさらなる「お茶の間ジャック」が期待される。
「アミューズはアジアにも会社があるので、インドネシアやシンガポールなどでも人気の高いプロレス事業の拡大を進める予定。今後は選手をドラマ、映画、バラエティーに積極的に出演させていくようです。ライブや歌番組でのアーティストとの共演は未定ですが、プロレスファンのアーティストも多いので、可能性としては十分にあります」(アミューズ関係者)
アミューズは所属するほとんどが俳優とアーティスト。アスリートは皆無といっていい。今回の試みをきっかけに、「サザン」や福山雅治がリングに上がる日もやってくる!?