執筆した小説が映画に 姫井由美子氏「不倫騒動は解決済」
民主党に政権奪取の勢いがあった2007年の参議院選挙。岡山選挙区で“姫の虎退治”を演じて一躍、時の人になった新人議員がいた。姫井由美子さん(56)だ。しかし、その後、不倫騒動をはじめとするスキャンダルにボコボコにされ、次第に表舞台から消えていった。さて、今どうしているのか。
■トントン拍子で進んだ小説の映画化
「去年12月、『コンビニ夢物語』ってコンビニエンスストアをテーマにした小説を出しましてね。それが同名タイトルの映画になって、3月19日からシネ・リーブル池袋を皮切りに、全国ロードショーされることが決まりました」
トレードマークの赤いジャケット姿の姫井さん、ニッコニコ顔でこういった。
会ったのはJR岡山駅西口からクルマで約10分、岡山大学そばの住宅街にある姫井司法書士事務所。姫井さんは司法書士の資格を持ち、事務所には他に2人の司法書士がいる。
「ワタシは参議院議員の頃からコンビニエンスストアの運営会社と加盟店の適正な関係づくりを提案してて、5年前には『コンビニ改造論』というビジネス書も上梓しました。それで2作目はともすれば堅苦しい印象を与えがちなビジネス書ではなく、小説でコンビニの現状と問題点を広く知ってもらい、できれば映画化したいと考えていたんです。そうしたら原稿を書く前から映画の話がトントン拍子で進み、脚本ができてしまった。で、クランクアップ後、脚本に合わせてノベライズしました。こんな例、ちょっと珍しいでしょ、ハハハ」