緊迫する撮影現場を和ませた 神田正輝の“自虐ヅラトーク”
「こんなにあたふたする現場はめったにない。最初から最後までシッチャカメッチャカでした」(NHK関係者)
31日に最終回を迎える連続ドラマ「クロスロード」(NHK・BSプレミアム、木曜21時)のこと。石原プロモーションの二枚看板、舘ひろし(65)と神田正輝(65)のダブル主演が話題になった。25年前に起こった事件をめぐり、舘演じる担当刑事と神田演じる新聞記者がふたたび対峙するオリジナルの脚本で、
「最近の刑事ドラマは主人公の特殊な能力で事件を解決させるといった奇抜な設定が多い中で、『クロスロード』はいい意味で昭和の時代を感じさせる男くさい作品。ドンパチなしの石原軍団ドラマで、事件の本質を描くために犯行心理に迫ったり、主人公の家族模様、BGMの使い方ひとつとっても哀愁を感じさせます」(放送ライターの堀江南氏)。
しかし、中身はともかく「ベテランの脚本家を軸に複数態勢にしたのですが、撮影前日になってもキャストに台本が届かないような状況が続いた」(前出のNHK関係者)と撮影現場はてんやわんやだったようだ。