異国ストレスで散財 レスラー真壁刀義のギャラ前借り時代
バラエティーでも活躍する新日本プロレスきってのこわもてレスラー、真壁刀義さん(43)は若手時代にお金の出入りが激しい生活を送った。その豪快な貧乏話を……。
■10人の先輩の洗濯で月々40万円以上の“稼ぎ”
若手時代の最初はムチャクチャ苦労した割に金はいっぱいあったよ。というのも、僕が入門した頃は僕の前後2年間は先輩も後輩もいなかったのが理由。
まず入門して2~3カ月で、合宿所から行ける巡業に呼ばれるようになり、雑用を全部やらされた。試合で入場する先輩レスラーのあとをついて花道のファンの手を払いのけたり、リングに上がる時にロープを下げたり、入場コスチュームを受け取ったり。他の雑用も全部ひとりでやらなきゃいけなかった。で、練習は地獄。1000回のスクワットの回数をいつも増やされたり、殴られたりして。
それでも辞めずに頑張っていたら、先輩たちに洗濯を頼まれるようになった。先輩は試合の後につきあいとかあって洗濯する暇がないから。ひとりの先輩につき、月に4万~5万円の洗濯代をもらえた。これはいいバイト! 若手が少なかったから、僕ひとりで8~10人の先輩の洗濯をして月々40万円以上は入ってきた。新弟子は合宿所から外出禁止でお金は一切使わないから、どんどん貯まりましたよ。ハハハ。