SMAP元マネ解雇情報流出 ジャニーズ“鉄の情報統制”も決壊
しかし、SMAP騒動は芸能のカテゴリーを超えた社会問題、国民的関心事に発展。これまでのように“御用マスコミ”を抑えるだけでは十分でなく、事務所主導による情報コントロールが利かなくなっている。
■敏腕広報マンも退社?
昨年大みそか、紅白を辞退したメンバーのうち、木村拓哉(44)を除く中居正広(44)ら4人が六本木の焼き肉店に集まって開いた慰労会のケースもそうだ。事務所側は慰労会自体の取りやめを画策したといわれているが、中居らの反発で強行開催されたあげく、どこからか情報が漏れ、会場には週刊誌の張り込み部隊が待機。泡を食ったジャニーズ側からは、一人だけ不参加だった木村のイメージ戦略のためか「実は木村にも会合の誘いがあった」という取って付けたような情報が流れたが後の祭り。4人と木村の対立関係を世間に知らしめる結果となった。
折しもジャニーズは高齢のジャニー喜多川社長とメリー喜多川副社長による2トップ体制から、メリー氏の娘で副社長の藤島ジュリー景子氏への継承期。ジュリー氏への権限移譲に伴い、複数のスタッフが辞めるという分裂含みの噂も流れている。長年にわたってマスコミに睨みを利かせてきたベテラン広報マンにも退社情報があるだけに、事実なら更なる波乱の予感である。
年商1000億円ともいわれるジャニーズ事務所。そのうち200億円を稼ぎ出していたSMAPの解散が引き金となり、鉄壁の情報統制を誇った帝国に軋みが生じているのは間違いない。