清水富美加は第2の能年玲奈? 問われる芸能界の労働問題
清水の出演していたCMや撮影中の映画の関係者は、打ち切りやお蔵入りした場合の違約金や損害賠償の検討に入り、それらが請求されるレプロは「今年の5月20日まで契約があり、自動で1年間延長できるオプションもある」として、この期間に決まっている仕事をこなすよう清水に対して12日の会見などで求めた。
これに対し、教団は2月末での清水の契約解除を事務所に通知したとして、レプロの求めに応じる構えはなく、このまま双方一歩も引かないまま法廷闘争にまで突入しかねない様相だ。
「双方の言い分の背後に横たわっているのが日本の芸能界ならではの慣習。大手広告代理店での過労死やAV出演強要が社会問題化する中、これまで明文化されてこなかった芸能人の権利や労働問題が争点になっていくのも時代の流れでしょう」と言うのは古参の芸能記者だ。
■「1カ月休みなしで5万円」は適正か
まずは、その待遇や給料だ。清水は出家を決意した理由について「性的対象にされるのが嫌で拒否したのに、ブルマーやスクール水着の仕事を入れられた」などとし、「1カ月毎日働いても月給5万円」という給料への不満も大きかったことを明かしている。2015年のNHK朝ドラ「まれ」への出演を機に全国区の知名度を得た清水だが、「12年から大手の企業CMに出演しています。契約金は推定で2000万円というところでしょうか。その時点でも給料が月給5万円だけとすれば、ちょっと低すぎるかもしれませんね」(芸能リポーター)