ファン熱狂 桜田淳子3年半ぶりステージ“強行出演”の胸中
元歌手の桜田淳子(58)が7日、東京・銀座の博品館劇場で音楽公演「スクリーン・ミュージックの宴」に出演。約3年半ぶりにステージに立った。黒い帽子に上が白、下が黒のワンピース姿の桜田は代表曲「わたしの青い鳥」などを披露。観客に向かって「桜田淳子がどれくらい年を取ったのか興味があって来たんだと思いますが……」と自虐気味に話した。会場出入り口には報道陣100人超が集まったが、問い掛けに答えることはなかった。
桜田の今回の出演をめぐっては、今も「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の信者である以上、芸能活動などを契機として反社会的組織活動を増長させるとして、全国霊感商法対策弁護士連絡会が“待った”をかけていた。それでも、出演を強行した桜田の胸中はいかに。芸能評論家の肥留間正明氏がこう言う。
「信仰をカミングアウトする芸能人が出てくる中、昔ほど宗教を“タブー視”するような雰囲気はなくなってきている。彼女自身も3人の子供の子育てが一段落し、復帰しやすい環境にあるのでは。教団としても、今回のようにマスコミが大騒ぎしてくれれば、“宣伝効果”にもなります。何より、70年代を代表するアイドルのひとりで、団塊の世代を中心に根強いファンがいることも復帰の要因でしょう」
会場からは「淳子ちゃーん」「お帰り!」などの大歓声も。これを機に、本格的に芸能活動を再開させるのか。その動向に注目が集まりそうだ。