渋谷天外に影響を与えた3人の芸達者 紳助の分析力に感嘆
今、ブルースを歌うようになったのもきっかけは桑名君ですし、その延長でBOROとも懇意にしてて、カミさん(元松竹新喜劇女優の滝由女路さん)がライブする時や、去年、僕のプロデュースでファーストミニアルバムをリリースした際もサポートしてもろてるんです。
■島田紳助に舞台に出ないかとオファー
「才能プラス分析力なら彼の右に出るやつはおらんやろ」。こう思うのは(島田)紳助ですわ。デビュー当時からしゃべりはずばぬけてたけど、それに加えてきちょうめんに資料を集め、どうしたら面白い漫才ができるか、笑いを取れるか、いうことを徹底して調べるんやね。
紳助・竜介時代の最初の頃、ネタを作るのに大学ノートに過去の漫才ネタを全部書き出していったら、唯一ジャンルとして誰もやってなかったのが「ツッパリ漫才」。これや! ということで、それまでの漫才いうとスーツ姿やったのに、リーゼントヘアにツナギ姿の不良スタイルにしたんです。ネタもムダなセリフは徹底してそぎ落とし、テンポよく、ボケとツッコミが入るようにして納得のいくまで何時間でも稽古を繰り返して舞台に上がっとった。せやから、笑いのツボをよー知ってはりますわ。