SMAPの神輿から降り…キムタクの今後を占う主演作の結果
これまで木村主演の映画といえば、ファンを中心にした女性が大半を占め、男性客は入りにくかった。時代劇は昔を懐かしむ男性高齢者が好み、少しは入りやすくなると思う。
「大ヒットする映画は老若男女問わず幅広い年齢層に支持される必要がある。加えて、監督と主演の人気があればベスト。昔なら黒沢明監督・三船敏郎主演ですが、今の邦画界は高倉健さんを最後に名前で呼べる役者はいない」(映画関係者)
確かに、木村主演映画はファン以外に関心は薄かった。今回の映画はファンにこだわらない意図が見て取れるが、本来映画は「どんな内容だろう」という興味が求められる。それがテレビの宣伝で流れた派手な殺陣のシーン。原作の劇画を知らない人でも、用心棒が杉咲花演じる女性のために襲い来る悪を切りまくるという中身が透けて見える。そこに一抹の不安がよぎるが、今回ほど注目度が高い映画はない。
SMAPという神輿から降りた木村が元メンバーとの確執などさまざまなプレッシャーをはねのけヒットを飛ばすことができるか、注目されるのは興行成績に尽きる。