お酒は控えめ松金よね子さん 唯一心待ち「西荻の会」語る

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 角野さんが番頭さん役でおいしい店をリサーチし、お気に入りの寿司屋さんで食事してから2次会の中華や居酒屋で軽く飲み直し、3次会はカラオケというのが定番のコース。カラオケで歌うのは笠置シヅ子、美空ひばり、忌野清志郎昭和歌謡。角野さんはサザンの桑田が多いですね。B作さんは萩原健一系、伊東さんは他の人がクールファイブを歌うと絶妙のコーラスをつけてくれます。

 飲むだけじゃなく、一度このメンバーで芝居をやろうということになり、下北沢の劇場で公演したことがあります。それなりに楽しかったけど、結局芝居より飲んでる方がもっと楽しいねということになりました(笑い)。

 私は劇団テアトル・エコーが出発点。その後東京乾電池、東京ヴォードヴィルショーに客演させていただくなど、いわば小劇場育ちです。昔あった「飲めない役者は役者じゃない」みたいな風潮をもろに受けた世代なので、無理して飲んでいた時期もあります。

■「1週間やめるか一生かのどっちかを選びなさい!」と言われて

 30歳の頃、柄本明さんの「東京乾電池」に客演した時は役者として落ち込みまくりまして。というのも、台本なしの即興で芝居をつくっていくインプロと呼ばれる手法なのに面白い発想が全然浮かばない。周りからも「つまらない」と散々。思い余って自分を解放できるかもとお酒を飲んで、気分をハイにして稽古場に行ったんです。

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