「2番を目指せ」 木下ほうかの胸に残る島田紳助の助言

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■別宅マンションでふるまってくれた玄人はだしの手料理

 ただ、いざ上京してもすぐに役者の仕事があるわけがない。いろんなアルバイトもしましたが、夜になると晩飯にありつくため、スクーターで10分ちょいの恵比寿にあった紳助さんの別宅マンションへ。

 紳助さんは仕事を終えると用事がない限りはまっすぐ帰宅して手料理を作っていたのですが、腕前は玄人はだし。おいしくてガッツリ食べられるのでご相伴にあずかっていたんです。他にもお笑いやボクサー、バイクレーサーなど紳助さんの仕事や趣味の関係の“卵”とか下積みしてる連中が毎日来てました。

 そこでは僕らは食後の洗いものをするだけ。食事をいただきながら、将来の夢やそれに向けてどうしたらいいのか? という話で盛り上がるのですが、紳助さんのコメントは今も胸に残ってます。

「1番にならんでエエねん。2番でおったらまだ上があるけど、1番になったら、あとは落ちるだけやん」「3番でも4番でもエエ。2番を目指せ。2番の方が継続できる」「ピッチャーとかサードはなりたいヤツがよーけおるんやから、ライトでいこや。レギュラーになりやすいで」……。

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