北野誠さん 「残穢」は捨てて帰ろうと思うほど怖かった
「すいません。本棚はありません」
時事ネタから下ネタまでストレートな発言で知られるベテランは、週6日、名古屋のCBCラジオで「北野誠のズバリ」を担当。東京の自宅を離れてホテル暮らしだが、毎日3時間の生放送を続けるには、読書が欠かせないという。
収録後の会議室にうかがうと、テーブルには読み終えた本がズラリと置かれてあった。
「読み返すことはほとんどないから、読んだら人にあげたり、ブックオフに売ったりして、手元にほとんど置いておかないんです。ホテルとかで読んだ本がたまると、こうしてCBCラジオに持ってきたりもします。『読みたかったら読んで』ってスタッフに言うと、みんなで回し読みしてますよ。だから、すいません。本棚はありません」
「オールド・テロリスト」「罪の声」などの小説のほか、ノンフィクション「裁判所の正体」「言ってはいけない 残酷すぎる真実」「ざんねんないきもの事典」「生きものたちの秘められた性生活」などジャンルはさまざまだ。“本の山”には、下ネタ系もあるが、しっかりした内容の小説や新書、科学書の方が多く見られる。