ラオス山岳民族と絆 原田龍二が語る「ウルルン滞在記」

公開日: 更新日:

 時代劇やドラマから旅番組のリポーター、情報番組のMCまでこなす俳優の原田龍二さん(47)。芸能活動の大きな転機は……。

 ◇  ◇  ◇

 俳優としてのデビューは1992年で、以来、足かけ8年続いた時代劇「水戸黄門」の5代目佐々木助三郎、「相棒」シリーズの陣川公平などさまざまなドラマに出演させてもらいました。そして自称“温泉俳優”というぐらいですから旅番組も楽しいのですが、仕事に対する考え方が変わったのは、95年から放映された「世界ウルルン滞在記」(TBS系)のリポーターをやってからですね。

 行ったのは車が入れないような秘境ばかり。現地ガイドやコーディネーターはいるものの、言葉が通じないし、日本人どころか、テレビカメラ自体を見るのも初めての人が多いので、まず警戒心を解いてもらわなければなりません。それには僕の方から開けっ広げに素のままを見せて近づかなきゃならない。カッコつけてる場合じゃないんです。

 当然、台本なし筋書きなしで体当たり。そもそも初の海外旅行が「ウルルン」で訪れたスリランカの小漁村。カツオ漁にお供したのはいいけど、大シケで死にそうになりました。でも、不思議と「二度と嫌だ」とは思わなかったですね。日本では味わうことのできない貴重な体験、一期一会の出会いがあり、最後はつらくて悲しい別れ。これがとても刺激的で、次にオファーをいただくと好奇心をかき立てられたのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出