ヘンリー婚礼にトランプ呼ばれず? 英王室の“招待ルール”
トランプ米大統領は英王室でも爪はじき者なのか。
ヘンリー英王子と米女優メーガン・マークル氏の婚礼をめぐるトランプの発言が波紋を広げている。5月19日(現地時間)にロンドン近郊のウィンザー城で執り行われる結婚式にトランプはお呼びがかかっていないらしい。英民放テレビのインタビューで招待の有無を問われ、「私の知る限りそうではない」と遠回しに否定したのだ。
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏はこう言う。
「女性蔑視や人種差別発言を繰り返すトランプ大統領を王室は冷ややかな目で見ていますし、市民感情も非常に悪い。2月に予定していた訪英をトランプ大統領がキャンセルしたのは抗議デモを懸念したからのようです」
■新郎新婦はオバマ夫妻の参列熱望
英王室の婚礼は国民的イベントだ。ヘンリー王子の両親であるチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の1981年の結婚式は約3500人が招かれ、歴史的につながりが深い欧州の王室関係者や皇太子時代の天皇と美智子皇后、ナンシー・レーガン大統領夫人(当時)など各国の著名人が参列した。