ヘンリー婚礼にトランプ呼ばれず? 英王室の“招待ルール”
兄のウィリアム王子とキャサリン妃の2011年の式は約2800人が出席。国家行事に位置付けられなかったことなどからオバマ大統領は参列しなかったが、ウィリアム王子夫妻とは親密な間柄だ。それ以上に慕っているのがヘンリー王子とマークル氏で、オバマ夫妻を招待する意向を英政府に通達している。
「外交儀礼上、オバマ前大統領を呼び、トランプ大統領を呼ばないというわけにはいきません。EU離脱の影響を最小限に食い止めるため、米中日印に急接近するメイ首相はトランプ大統領の不興を買いたくない。新郎新婦は板挟みで気の毒ですが、最終決定権を握るのはエリザベス女王です」(多賀幹子氏)
エリザベス女王は15年に中国の習近平国家主席を国賓として迎えた後、「とても失礼だった」と憤慨したエピソードがある。批判勢力には敵意ムキ出しが常のトランプだが、「彼らが幸せになるよう願っている。ステキなカップルのようだ」とお茶を濁した。ホンモノの権威の前では形無しか。成り上がりの正体見たりだ。