神無月が欲しがる モノマネ芸への賞賛拍手より大事なモノ
「『うまいんだから、1曲全部歌いなよ』って言われたんですけど、歌い切ってどうなるんだ? と」(神奈月/TBS「オー!!マイ神様!!」2月12日放送)
神奈月(52)の十八番といえば、井上陽水のモノマネ。ゆっくりと振り返り「気持ち悪いですか?」と一言。出オチだ。デビュー当時は周りから質を求められた。だが、神奈月の考えは違っていた。
その思いを語ったのが今週の言葉だ。うまいモノマネで歌い切れば、称賛の拍手が起こるかもしれない。けれど、彼が欲しいのは、それではないのだ。
初めてモノマネをしたのは、小学4、5年生の頃。プロレスラー長州力のモノマネだった。といっても、今よくやられているようなマネではない。何しろ長州はまだデビューしたばかりで、本名の吉田光雄として戦っていたからだ。
デビュー当時の長州は強い相手とばかり対戦して勝てない。そんな彼が張り手を食らう様子をマネしたのだ。見ていた兄は大爆笑。最初から神奈月のモノマネはお笑い志向だったのだ。