貧乏なのに浪費する父 河邑ミクが語る“5万円雑巾”の思い出
逆に私は子供の頃からまったく服を買ってもらえない。メチャ頑張って人形の服(笑い)。15歳くらいから「みんなと私の家は違う」ってやっと気づいて。みんなはお年玉の話とかするけど、そんなのうちはないし。
節約ばかりの生活だったから、18歳の時に付き合っていた彼氏から誕生日のプレゼントに指輪をもらった時はすごいうれしくて。「こんな高級な物をもらったら、私も彼のために絶対、喜ぶ物をプレゼントしよう!」と決めて、お米10キロ持って彼の部屋を訪ねると思い切り引かれました。私がもらったらうれしい物をあげただけなのに……。彼は一言「形に残る物が良かった」と。
■「賞金もらったら、ちょっとちょうだい」
父は成人式の時に「財布買ってあげる」と言ってくれた。でも、それきり3年経っていまだ買ってくれません。ただファッションにはうるさいから、私が芸人になってから、「その服、暗いで」とか注意してくれます。注意するくらいなら買ってくれと(笑い)。
高校時代から遊園地で働いたり、コンビニ、タコ焼き屋、うどん屋、お好み焼き屋さんとかいろいろバイトしました。3つ掛け持ちで働いたこともあります。オカズがモヤシばかりではイヤですから、18歳からはバイト代の半分を家に入れてます。