減り続けるTVの終戦記念ドラマ…ブレない演劇界とは対照的
また、28、29日には15年目を迎える「ピースリーディング」(主催=非戦を選ぶ演劇人の会)が東京・全労済ホール/スペース・ゼロで行われる。今回は「それを認めちゃ『9条』じゃなくなる」(作=楢原拓、演出=シライケイタ)。木内みどり、巻上公一、益岡徹、三田和代、山本亘ほか40人以上の俳優が出演。アフタートークには志葉玲(ジャーナリスト)、寺脇研(映画評論家・元文科省官僚)、望月衣塑子(東京新聞記者)、馬奈木厳太郎(弁護士)ほか多彩なゲストが登壇する。
「まるで学徒動員」と批判される東京五輪のボランティア募集と違って、こちらは出演者もスタッフも手弁当。本当の意味でのボランティアだ。入場料も一般1500円。演劇人の心意気を感じさせるイベントだ。
(演劇ジャーナリスト・山田勝仁)