「忘却のサチコ」高畑充希を深夜枠で起用のウラにある思惑
人気も実力も申し分なし。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの高畑充希。連続ドラマに起用されるならゴールデン・プライム帯の看板枠を用意するのが当然と思いきや、今クールはテレビ東京の深夜枠の連ドラ「忘却のサチコ」に出演している。しかも、今年1月にスペシャルドラマとしてオンエアされて好評だったため連ドラ化されたという。
本ドラマで高畑が演じるのは、仕事を完璧にこなすアラサー編集者・佐々木幸子役。結婚式当日に新郎に逃げられ、そのつらさを忘れるためにおいしいものを探し求めて奔走するというグルメ・コメディーだ。12日放送の第1話「食べて!忘れる!ごほうビーフ」では関西風すき焼きを爆食。つまり、女子版の「孤独のグルメ」といってもいい内容で、そこに人気女優をあえて深夜枠に起用した理由があると、テレビ誌記者は指摘する。
「『孤独のグルメ』はシーズン7まで続いている人気番組ですが、主演の松重豊が“肉体的に大食いシーンは厳しい”と降板を希望している。“深夜の飯テロ番組”を失いたくないテレビ東京は、『孤独のグルメ』の後釜として、スペシャルで好評だった『忘却のサチコ』を育てたいという思惑がある。一方の高畑側にも、露出過剰で飽きられるのを避けたいという思惑がある。朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロイン以降、映画やCMで出ずっぱりの高畑が連続ドラマは『過保護のカホコ』しか出演していないのも、事務所サイドの戦略でしょう」