田宮二郎、松田優作…昭和スターの“秘話”告白が相次ぐワケ
本の中では田宮さんとの恋愛関係が取り沙汰されていた女優の山本陽子(76)とテレビ局で対峙したエピソードなどもつづられており、昭和の芸能裏面史としても読み応え十分と言えそうだ。
■松田優作は没後29年が経過
田宮二郎だけではない。くしくも同じ昭和のスターで、1989年に亡くなった俳優の松田優作さん(享年40)について、優作さんの最初の結婚相手であった作家の松田美智子さん(69)が振り返って話題だ。同じ劇団で活動し、1975年に約4年の同棲を経てゴールイン。翌76年に長女が生まれたが、優作さんがドラマ「探偵物語」で出会った美由紀さんと関係を持ってしまったことで、離婚。AERAdot.のインタビューに応じた美智子さんは生活をともにした11年間について、こうコメントしている。
「ぶつかり合いの日々でした。優作は愛情を試すようなことをする人でもありました」
ビルの屋上でフェンスに腰掛け、隣に来るように促されたこともあったそうで、「そこで渋っていると『信用していないのか』と。でも、物理的に怖いですから。信じる、信じないの話ではないでしょう」というから、松田優作の抱える寂しさと孤高を引き立たせる衝撃エピソードである。芸能史に名を刻むスターたちの知られざる素顔について、芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。