M-1騒動 カンニング竹山の正論が刺さったTVの“日和見体質”
竹山の指摘通り、騒動は当事者や関係者が対応し、一段落ついたとも言える。週明けの10日にまた特集というのは、芸がないようにも見える。だが、ワイドショー関係者はこう言う。
「竹山さんは自分の考えがあって、ある意味忖度をせずにコメントすることで知られています。今回の暴言騒動についても正論を言ったつもりだと思います。ただ、スタッフ側からすれば、出演者が自分たちの番組の進行について生放送中に批判したのですから、プロデューサーなどはモニターを見ていてバツが悪かったでしょう。番組前の打ち合わせでそのあたりを確認していなかったのか、彼らにとっては放送事故も同然の出来事だったでしょう」
この関係者によると、ワイドショーが扱うネタは「今、この時、世間の関心がある」こと。予定調和ややらせ、忖度より、それこそナマの声が放送されたほうが、視聴者の関心を引く。竹山といえば、芸能ネタにとどまらず、不倫から政治まで、なるほど歯に衣着せぬ物言いが人気で、政治家にしたいタレントとして名前が挙がったりしている。
「いろいろと俺に苦情や意見がある人がいると思う」とネットでの批判に対し、自身のツイッターで携帯番号を明かしたこともあった。誰が何と言おうと、文句があるのなら直接聞いてやるというスタイルが身上。今回はワイドショーの定見なき日和見体質を体を張って批判したと言える。