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大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

単館系正月ムービーはインド製作の“ナプキン映画”が面白い

公開日: 更新日:

 成功のきっかけとなるコンペで、インドの著名人がこう挨拶する。「インドには10億人がいる。それは10億の頭脳があるということだ」。頭脳は発明を意味する。ナプキンはひとつのきっかけに過ぎない。そこに女性の存在が大きく加わるとき、インドという国のとてつもない底力が見えてくる。感動するのは、実にここなのだ。ラクシュミの国連での卓越した演説ぶりは、映画史に残ると思う。

(映画ジャーナリスト)

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