一世風靡セピアで活躍の春海四方さんが名脇役になるまで

公開日: 更新日:

「金儲けが大事、みたいな風潮が強くなってきた10年くらい前に、お金がないからこそやれたことがあった、と知ってほしいと思い、書き始めました。メンバー7人中5人は俳優になっているけど交流はないので、本を出したことを一人一人の事務所に手紙を書いて知らせました。『読みながら泣いた』ってインスタグラムにあげてくれたりしてうれしかったです」

■再結成の話は何度かあったけど・・・

 さて、東京・千駄木出身の春海さんは高校時代、先生の影響で演劇に憧れ、早稲田大学進学後に舞台で活動を始めた。83年、ダンススタジオの先輩に紹介された路上パフォーマンス集団“劇男一世風靡”に飛び込み、翌年“一世風靡セピア”のメンバーとして歌手デビュー。人気を博した。

「再結成の話はこれまで何度かあったけど、いつも誰かの都合が合わなくて、本格的な再結成は一度もないですね」

 夫人との間にもうけた長男・長女は25歳と23歳で、2人とも会社員だ。

「反面教師になっちゃったのかなぁ、ハハハ。最近は、お気に入りのドラマにボクが出ていると、『なんでお父さんが出るの』と文句を言われちゃいます」

(取材・文=中野裕子)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動