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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

高校からの助っ人生活が培った小手伸也の多様な引き出し

公開日: 更新日:

 バスケットボールをやり、コーラス部で低音パートが足りないと言われれば、行って合唱コンクールに参加。山岳部が人数が足りないとなれば、荷物を背負って槍ケ岳や谷川岳を登った。

 生徒会にも参加した。「卒業アルバムを見ると、いろんな部活の集合写真に写っていて。とにかく興味があれば何でもやりました」(同前)と。まさに五十嵐を地で行く神出鬼没っぷりだ。

 昨秋の月9ドラマ「SUITS」(フジテレビ)では、いろいろな趣味を持つ役で格闘技などを見事にこなしていた。それは「なんちゃって」演技が得意だからできた、と彼は言うが、高校時代のこうした経験によるものなのかもしれない。

 そんな助っ人として参加した先のひとつが演劇部だった。そこに届いたダイレクトメールがきっかけで、劇団「カムカムミニキーナ」の公演を見に行き、早稲田大学の同じサークルで演劇を学びたいと思うようになり、早稲田進学を決めた。

 ちなみに、その頃エキストラのバイトもしており、92年の「あの日の僕をさがして」(TBS)に出演。初めて生で見た芸能人が、このドラマの主演・織田裕二だった。その織田と時を経て「SUITS」でライバル役を演じたのだから奇妙な縁だ。

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