大河史上最速で視聴率1桁…「いだてん」を襲うNHKの包囲網
■クドカンには大河デビューが早すぎた?
視聴率が伸び悩む原因は明らかだという。
「クドカンこと宮藤官九郎の脚本がイマイチ。展開が早すぎて物語に付いていけない。登場人物もやたらと多すぎて複雑。何よりも一体、どこまでが史実でフィクションなのか全くわからない。あれでは往年の大河ファンは離れてしまう」(テレビ局関係者)
番組PRばかりが目立つ一方で、肝心の視聴率は回を重ねるごとに見事な右肩下がり。
「朝の連続ドラマならいいでしょうが、腐っても大河ドラマです。史実が少ない部分を想像力で補っているためエピソードに重みがなく、感情移入ができない。三谷幸喜も『真田丸』で一時期、“薄っぺらい”と叩かれたが最低限の史実を逸脱することはなかった。クドカンにはまだ大河デビューは早すぎたのかもしれません」(民放ドラマプロデューサー)
すでに“NHK名物”の脚本チェックも始まっており、局上層部が「登場人物を整理せよ」と口を挟んできているという。
果たして次回は再びシングル記録を更新するのか。それとも奇跡のV字回復を見せるのか――。