月亭方正さんの落語家転身は先輩・東野幸治のアドバイスで
稽古をお願いしたのは東京・紀伊國屋ホール。林家木久扇師匠の芸歴50周年記念公演の際、志の輔師匠のお姿を見つけて「断られてもともと」と覚悟の上。もちろん落語界ではご法度ですよ。しかも、演目は古典落語の大作「鼠穴」。それを受けてくださり、その後も「井戸の茶碗」「山崎屋」の2作、弟子でない僕に直接教えてくださったんですから、そりゃもう頭が上がりません。
もし、あの日、東野さんに落語をすすめられてなかったら。そして枝雀師匠に出会ってなかったら、きっと別の人生を歩んでたやろね。
■高座
4月19日19時「月亭方正独演会」(西宮市・兵庫県立芸術文化センター)。20日「桂春蝶・月亭方正 二人会」(熊本市国際交流会館)。5月3日14時30分、大阪市・天満天神繁昌亭昼席。19日13時30分「月亭八方一門会」(大阪・YESシアター)