65歳のジャッキー・チェン “老けメーク”で挑んだ新境地
■ボンド役もアリ?
「現在公開される映画にはテロリズムを題材とした作品が多いと感じませんか?たとえば、ジェームズ・ボンドもそうだよね。でも、いずれもテロリズムの是非について観客に問いかけているとは限らない。現実に起こる悲惨な現状から目を背けることはあってはならないけれど、僕が本作で描きたかったのはテロリズムそのものではなく、あくまで人間ドラマ。ジャッキーと、彼と対峙するピアース・ブロスナンの心の葛藤なんだ。2人はその期待に応えてくれたよ」
過去に「007/ゴールデンアイ」や「007/カジノ・ロワイヤル」のメガホンを取ったキャンベル監督。6代目ボンド役のダニエル・クレイグ(51)は今年11月公開予定の最新作で、同シリーズを引退するといわれている。もしも監督がふたたび手がけるとしたら、ジャッキーのボンドはあるだろうか。
「さすがに見た目年齢45歳でも難しいだろうね。だって、ボンドは英国人でエージレスじゃないとだめだから(苦笑い)」
また特殊メークを施せばいいのでは。
「ハハハ、それはナイスアイデアだね」
えっ、ひょっとしたらひょっとするの?