<下>昭和と平成を生き抜き語る「令和とは“冷めた時代”」

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 美川は新時代の令和を“冷めた時代”と語る。

「どんどん人の手がいらなくなって、少子化が進んで、燃えることも傷つくこともなくなって、冷めた感じですよね。そんな時代だからこそ、アクティブに、体の衰えを振り払うようにしないといけないなと思います。見た目だけじゃなく、歩き方も速足を心がけたりしてね」

 73歳にしてなお、年に2曲は新曲をリリース。キャンペーンでは全国を回り、マーケティングを怠らない。

「近年は演歌とシャンソンで毎年2曲はリリースしていまして、今年は歌手生活55周年『愛染橋を渡ります』という演歌をリリースしました。愛する人を思う和の世界をしっとり歌った演歌です。私はどん底を味わったからこそ歌えることが幸せ。テレビに出ているからって見え張っても何の意味もない。ファンの方と直接触れ合うためにも、全国にキャンペーンに出たいし、声の続く限り歌いたい。イベントでは『ぜひ私の写真撮りなさい。魔よけになるわよ!』って言ってるんですよ」 (おわり)

▽1946年、長野県生まれ。64年大映ニューフェースに合格、66年「柳ケ瀬ブルース」が120万枚を売り上げ、「新潟ブルース」「釧路の夜」「お金をちょうだい」「さそり座の女」など次々とヒットを記録。90年に金鳥「タンスにゴン」のCMのセリフ「もっと端っこ歩きなさいよ」がブームに。現在、新曲「愛染橋を渡ります」で全国キャンペーン中。

【連載】美川憲一 芸能界を叱る

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