夫婦役の木村多江さん、僕はどうすればいいんですか!
でも、現場では多江さんに非常に助けられたというか、引っ張っていただいたというか、例えば「女優さんが自由自在に泣ける」というのは、それはそれでスゴイ技術なんですが、多江さんはそれに加えて、自分発信で泣くのではなく、コチラの内面を引き込んだ上で共有するように泣く、つまり監督の指示(演出)以上に共演者のための涙だとすぐに分かる演技をされるんです。正直、吸い込まれるように芝居を「させられて」しまった。アレは凄かった……。
そんな超絶体験を僕に食わせたクセに「(小手さんに)ずっとお会いしたかった~」なんてうれしそうに言ってくれちゃって……僕はどうすればいいんですか、多江さん。もっと頑張ればいいと思うのですが、いやもう完敗です。目標追加です!
【今週の格言】 前は自分の中で、1と思ったら1の芝居をしなければと思い込んでいた。でも、違う。10でも100でもいい。自分にうそをつかなければ、どんなふうに演じてもいい。(by木村多江)