落語家・立川志らら 「いつかは出世払い」も累計額に驚愕
立川志らくの弟子・立川志ららさん(46)。入門して半年で放送作家・高田文夫の預かり弟子という付き人生活が始まり、その関係は20年以上経っても続いている。その間、ごちそうになった分を、いつかは出世払いしようとメモしていたのだが……。
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実家暮らしだったので大して貧乏は経験してませんが、談志師匠の立川流は弟子入りする時に面接料、入門料を取られ、入門してからも上納金を取られると知って、「これはお金が必要になる」と思い、弟子入り前に早朝は清掃業務、夜は居酒屋でバイトしてお金を貯めました。それから、談志一門は、夜はいつ帰れるか分からないとも噂で聞いてたので、終電を逃した時のためにバイクの中型免許を取り、400㏄のバイクも買って。
一応自分なりに用意周到に準備して弟子入りしました。それが1997年。でもいざ弟子入りすると、師匠志らくは、深夜まで飲み歩くことがなくて電車ですんなり帰れました(笑い)。
しかも、駅で師匠が「これで切符買ってこい」とお金をくれて自分の分も買っていいから、仕事の移動も帰りも電車賃がかからなくて。だからバイクはほぼ乗る機会もなく、貯金がなくなってきて3カ月で売りました。買った時の半値にしかなりませんでしたけど(笑い)。