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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

小室哲哉と徳井義実はブーメランに…緊急会見は大きな痛手

公開日: 更新日:

 個人会社の申告漏れと所得隠しを国税局に告発されて深夜に緊急会見。

「想像を絶するだらしなさ」と神妙な顔で弁明するも、次々と嘘が発覚。「活動自粛」を発表した。闇営業が発覚した時の芸人の弁解には多少、同情の余地はあったが、徳井は確信的。単に納税を逃れていたとしか思えない。同情どころか罵声も飛びそうな事態に陥っている。

 吉本興業が東京に進出して40年近く経つ。当初、芸人は東京に出張営業感覚だったが、人気が定着するやバラエティー、ドラマと仕事のジャンルを増やし次々と芸人が東京に定着。芸人からタレントになり活躍。人気と同時に収入も増える。節税対策で個人会社を設立。ここまでは自然な流れだが、裏で所得隠しは好感度の徳井だっただけにダメージは計り知れない。「すでに追徴課税を収めた」と「闇営業のお金を返した」話とは違う。そう簡単に復帰もかなわないだろうし、復帰しても今のポジションに戻るのは難しい。早めの会見はスキャンダルの応急手当てにはなっても、後に矛盾点が露呈すれば傷口はさらに広がる。

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