“ワンオクのパパ”森進一のSNSにハート絵文字があふれる訳
「いまや世界的な人気となったワンオクですが、父親である森進一さんもファンから、それは熱烈に愛されているんですよ」と話すのは、10年以上、森のステージで司会を務めるフリー司会者の矢内洋美氏だ。こう続ける。
「森さんのリサイタルでは、会場に響くファンの声援がとにかく凄いんです。昔からずっと変わらない、いわゆるアイドルを応援する"黄色い声援"というやつですね。森さんもお元気ですが、ファンもとってもお元気なんです」
リサイタルに来るファンの平均年齢は60代から70代だが、アンコールになると毎回、ファンの興奮がピークに。席を離れ、森が立つ舞台下に押し寄せるファンもいるのだという。ちなみに、ファンが声援を送る際の呼び名は「森さん」。「進一」でも「進ちゃん」でもなく、昔からずっと変わらず"さん付け"なんだそうだ。
「会場に入る際には杖をついていたファンが、アンコールでは杖を放り出して舞台下に駆け寄ることもあります。森さんの歌を聞いてアドレナリンが出て、お元気になっちゃうんでしょうね。リサイタルのアンコール風景は、さながらロックコンサートのようなんですよ。皆さん、おけがもなく、すがすがしい顔で会場を後にされます」(矢内洋美氏)
来年で歌手生活55周年を迎える森。自分のファンに加え、息子のファンの心までつかんでしまうとは、アーティストとして、まだまだ息子には負けていない。