林寛子さん あいざき進也さんと対談後にカミソリが届いた
還暦を迎えた昭和アイドル、キュートな笑顔が印象的な林寛子さん(60)。大切な秘蔵写真は同年代のアイドル3人と、自身のお店をスタジオにしての番組収録風景。今も仲がいい友人との逸話を聞くと……。
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この写真は10年前のもの。あべ静江さんと私の2人でやっていた「しーちゃん、かんこのもう一曲歌いましょ!」というかつしかFMのラジオ番組に、あいざき進也さんと伊丹幸雄さんをゲストにお呼びした時。
レコーディングスタジオに見えますけど、実は私のカラオケのお店なんです。録音機材をスタッフさんが持ち込み、私の世代の昭和アイドルや歌手の方をゲストにお呼びし、歌ったりしゃべったりする番組でした。その日は昔からずっと仲よくしている2人が来てくれた。
私は昭和49年のデビュー。静江さんが48年で、お2人の男性は伊丹さんが47年、進也さんが49年だったかな。
■あべ静江さんは姉御肌でサプライズ好き
静江さんは私より年上ですが、同じレコード会社だったのでとてもかわいがってくれました。2人でラジオを始めてからは一緒にジョイントコンサートをやったり、交流が深い。静江さんは姉御肌ですね!
面倒見のいい人で、気前がよく、サプライズも好き。私の店の10周年の時、前ぶれもなく現れて50人分くらいのシャンパンのマグナムボトルを「みんなで飲んで!」とプレゼントしてくださり、もうビックリ!
実は私、お店をやってるのに、お酒は一滴も飲めないんですけどね(笑い)。
あいざき進也さんは当時、芸能コースがあって多くのアイドルが通っていた堀越高校の先輩でした。ある芸能雑誌の「憧れ対談」という企画で男女の人気アイドルがデートをする設定の対談ページがあり、私と進也さんの組み合わせでやったのですが、あたかも進也さんが私の初恋の人みたいな設定でデートすることになって。あくまで仕事で仲よくしてるところを撮影したのに、雑誌が出ると進也さんのファンから脅迫状がたくさん届いてしまって。
「くっついちゃヤだ」とか「調子にのるな」とか、究極はカミソリが入っていたり。今みたいにネットに書き込みするのではなく、アナログな方法でしたけど、男性アイドルとの対談は本当に恐怖でしたね。当時の進也さんは可憐でかわいらしくて天使みたいな男の子でしたから。私の方が男らしかった(笑い)。