たけし軍団サイテーアイドル烈伝 売上げでシブがき隊抜く
クルクルクル~カラ~ン! とまたまた俺の人生ルーレットが止まった。
う~ん、なんだ、このポカポカ陽気に甘~い香りに包まれた世界は? てか、うわー本当に辺り一面のお花畑の真ん中に我々たけし軍団がいるじゃないの!?
「じゃ、次、カメラ目線で笑顔でお願いしまーす!」、パシャ!! 「いーですね、もっとハジケちゃいましょうか! アイドルっぽいポーズで!!」、パシャ!! キラキラのアイドル衣装でフラッシュを浴びてるってことは! これ、「平凡」とか「明星」とか超アイドル雑誌の撮影に間違いなーい! ってことは時代は1986、87年のことなのだ。
そう、今さら何を言ってもだれも信じてくれないだろうが、三十数年前、我々たけし軍団はアイドルをやってたぴ~(と一応アイドルっぽい言葉にしてみました)。
しかし、アイドルとは名ばかりで……そりゃそーでしょう、あの当時すでに軍団の平均年齢は20代後半に近かったと思うし……ガダルカナル・タカちゃんなんか30歳になっていたのではないだろうか? とにかく我々はあの頃、自他ともに認める、芸能界史上最悪にタチの悪いアイドルであったのだ。