NHK「リモートドラマ」が大反響 “TVオワコン説”を跳ね返す

公開日: 更新日:

「番組の出来や、出演者の好き嫌いは視聴者によって分かれるところですが、この時期に家族で盛り上がれるように何とか工夫して“新作”を出すという、現場の思いを感じながら見ていました。リモート出演している解答者の表情は、スタジオ時にはない親近感もある。中には回線がつながらなくなる解答者もいたりして、そういうハプニングなどもひっくるめて、改めて生放送の楽しさを味わえたと思います」

 豪華なセットでスタジオ収録して編集されたものより、何が起こるか分からないドキドキ感があるリモート生放送の方が、「ネット動画に慣れた若年層にも受け入れられる可能性があります」と、亀井氏はこう語る。

「ジャンルは違いますが、たとえば7日にリモートで生放送が再開されたTOKYO MXの『バラいろダンディー』(月~金曜夜9時)。出演者の発言がたびたびネットニュースにもなる番組ですが、スタジオからの生放送よりもリモート生放送のほうが番組らしさがあって面白かった。13日の放送で、リモート出演の杉村太蔵さんだけが音声がつながらず、携帯電話で必死にしゃべっていた画面には爆笑させられた。90年代のフジテレビ27時間テレビの深夜に腹を抱えていた頃を思い出しましたね」

 しくじったら炎上して職を失うことにもなりかねないと、安全な方向に走りがちな今のテレビ。コロナ禍で制約が多いからこそ、逆に熱意と“攻める姿勢”があれば、もっと面白い番組が増えるのかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動