久米宏は日本のテレビやラジオにまだ必要だ
「チンピラっていうのが僕の役回り。にぎやかしというんですか。本来のチンピラになって、ウロウロしていきたい。またチャンスがあったらいつか、そのうち」――。
先週6月27日にTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」(土曜午後1時)が最終回となり、久米宏はこう締めくくった。
TBSの局アナ時代は、「料理天国」「ぴったし カン・カン」「ザ・ベストテン」「土曜ワイドラジオTOKYO」を掛け持ちし、フリーになってからはテレビ朝日系「ニュースステーション」のキャスターなどを担当してきたが、「ラジオなんですけど」の終了で、目下のところ、レギュラー番組はなしになった。
番組終了については、久米のギャラが高すぎる、スポンサーがつかないなどと取り沙汰されているが、本人は「まあ、老化です」とTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜午前8時30分)にゲスト出演して語っていた。
「番組をあとで聞くと、言い間違いしてたってことがしょっちゅうあるんです。朝起きて、スーッと起き上がれなくて、ああ、(きょうの放送は)だめかもしれないなあ、この気力じゃなあって思う時があるんですよ」と、レギュラーゼロは「完全に能力と75歳という年齢の問題です」と話した。