“トヨタの看板”キムタクを起用 苦境にあえぐ日産の勝算は?
日産自動車のブランドアンバサダーに木村拓哉(47)が就任した。22日からテレビCM第1弾「やっちゃえ NISSAN 幕開け篇」がオンエアされ、キムタクが〈待っても来ない夜明けなら、こっちから迎えに行こうぜ。さあ行くぞ、もう一度。やっちゃえ NISSAN〉と力強くナレーションしている。
ただ、キムタクは2017年4月まで20年近く、「カローラフィールダー」などトヨタ自動車のCMに出続けてきた。一般的にはキムタク=トヨタのイメージが強いはずだ。一方、日産のCMには最近まで矢沢永吉(70)が出演していたため、ネット上では〈永ちゃんの方が良かった〉〈新しい時代を強調しているのに、なぜキムタクなのか〉などと疑問視されている。
今回、キムタクをブランド大使に起用した理由について日産はこう説明する。
「卓越したパフォーマンスで長きにわたりエンターテインメント界のトップを走り続けている木村拓哉さんは、まさに数々の挑戦と革新を続けてきた人物です。その圧倒的な存在感と説得力で日産の思いを代弁するとともに、新しい日産の世界観を表現していただきたいと考えました。弊社のブランドイメージ回復に寄与していただけると考えています」(広報部)