ANZEN漫才あらぽんさん 100円コッペパンで腹を膨らませた

公開日: 更新日:

 ネタがオチに向かうにつれて、バンドの音合わせが仕上がってきて音量がでかくなる。ドラムのドドドン! とかギターのチューニングのギュイーンで、肝心のオチがお客に聞こえない(笑い)。

 そもそも好きなバンドを見るために来ているお客だから、漫才を全然聞いてないですし。そういう場が僕らのお笑いの始まりでした。

 その後、「うちのライブでもやってよ」といろんなミュージシャンから声がかかり、3~4年間ライブハウスでバンドとバンドの間のセットチェンジや音合わせの時間にネタをやってました。

 勉強だからギャラはもらえなかったし、もらえてもご飯代。しかも、バンドの入れ替えに30分かかる日は30分ノンストップの漫才を作っていました。ネタの構成力もまったくないのに。

 3~4年そんな下積みをして初めてお笑いの事務所に所属した時に、ネタ見せが3分と言われて衝撃でした(笑い)。他の若手は最初に3分のネタ作りから始めるのに僕らは30分の漫才から始めたから、30分のネタを3分に縮めるのにすごい苦労して。2人だけでずっとやってきたので、お笑いに無知で、何も知らなかったんです……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動