嵐「アラフェス」の底力 経済効果300億円で鬼滅の刃超え
「PART1」のラストは、10周年の記念曲「5×10」。続く「PART2」は、20周年の記念曲「5×20」で幕開け。2部に連動性を持たせ、既存のファンを飽きさせない演出は松本潤(37)のこだわりと言える。
巨大なバックスクリーンには21年の映像が映し出され、高さ40mのウォーターキャノン、火柱、ペンライトがおよそ7万席の観客席で光を灯し、AR(拡張現実)を駆使し、歌詞が浮き上がるなど、立体的かつ幻想的な世界を構築。相葉雅紀(37)は火柱の多さに「久しぶりで熱い」と語る場面も。ジャニーズJr.や松本が目をかけているというユニット「美 少年」もバックダンサーを務め、花を添えた。
新日本フィルハーモニー交響楽団とリモートセッションもあり、大人のアイドルらしく格調高い楽曲も。米津玄師(29)が作詞・作曲した「カイト」では、5万個の風船が夜空を舞い、先月24日、上空を流れた風船はメルカリ転売で1コ3万円の高値に。全40曲のラストは、昨年初のデジタル配信した「Turing Up」で、2500発の花火が上がり、神宮球場で行われたヤクルト対中日戦が2度中断というハプニングもあった。