著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

恋多き松坂慶子と無名のミュージシャンの結婚に父は大反対

公開日: 更新日:

「恋多き女優」と言われた松坂。その中のひとりが小坂だったようだが、松坂の恋がメディアで大きく騒がれたのは映画監督・深作欣二だった。

「監督と女優」の関係で仕事を共にしてきたことで業界内に噂が広まり、メディアも2人を追うようになる。典型的な熱愛発覚パターンだった。

 深作の奥さんは元・東映の女優。映画関係者にパイプはある。京都市内での夫の動きはキャッチされやすい。「会うなら松坂の住む東京だろう」と都内に網を張った。東京のどこで密会するのか、行きつけと聞いた飯倉にあった客の大半が外国人というバーに行ったが、日本人のほうが逆に浮いてしまうような店だった。

「こういう店の常連になればバレにくいだろう」と思いながらも、聞き込みどころではなく退散した。確かな成果もないうちに、世紀の不倫もやがて収束。松坂の周辺も静かな日々が続いていた時だった。

 1990年、38歳になった松坂が無名のジャズギタリストの高内春彦との結婚を発表した。噂のかけらもない相手。音楽界の人に聞いても「知らない」という無名の音楽家だった。ヒゲを生やした小太りの体形は「美女と野獣」と言われ、トップ女優と無名の音楽家の組み合わせに「究極の格差婚」と揶揄された。そんな世間の声に呼応するようにメディアに出てきたのが松坂の父親だった。「結婚は認めん」と猛反対。父と娘の戦いが始まった。 =つづく

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇