近藤真彦の不倫報道で思い出す メリー喜多川副社長の剛腕
近藤真彦(56)の不倫報道で改めてクローズアップされたのがジャニーズ事務所のメリー喜多川氏(93)だった。故・ジャニー喜多川社長の姉で副社長だったメリー氏は、事務所の実権を握り辣腕をふるっていた。近藤を筆頭に所属タレントにとっては強い味方でも、メディアにとっては最強の天敵でもあった。
1962年に創立されたジャニーズ事務所。ジャニー氏がスカウトして育てたタレントを、あうんの呼吸で「この子はどう売るかわかっていた」メリー氏が売り出す。さまざまなステップを経てやがてスターにつくり上げていく。ジャニー氏のスカウト能力は高く評価されているが、メリー氏のマネジメント力なくして成功はなかったと思う。
メリー氏は公の場に出てくることはめったにない。「冠婚葬祭もほとんど出ない」と言われるほど徹している。メリー氏に初めて会ったのはフォーリーブスのメンバーへの直撃だった。河田町にあったフジテレビで夜の歌番組の出演が終わり、裏玄関から駐車場に向かう4人。数人の取り巻きがいた。声を掛けようと近づいた途端、後ろにいた女性がガードするように私の前に立ちふさがった。