“残念なジャニーズ”払拭なるか 1月期連ドラ主演攻勢の吉凶
「ネット上に意見を書き込む習慣のある層には、“アンチジャニーズ”が一定数いるのは事実。ですが、ドラマ自体の面白さで、そのアンチ勢さえ引き込むような作品が出てほしいですね」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう続ける。
「例えば『俺の家の話』の長瀬さんは、“伝説的作品”ともいわれる『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)以来、4度目となる宮藤官九郎氏の脚本との組み合わせ。“能の名家の長男でプロレスラー”というブッ飛んだ設定も、“クドカン×長瀬×磯山晶P”の座組ならワクワク感しかありません」
また、亀井氏は「『オー!マイ・ボス!』の玉森さんにも注目している」とこう言う。
「同じ火曜ドラマだった『恋はつづくよどこまでも』のスタッフが上白石萌音さんをヒロインに迎えて送るラブコメ。玉森さんは、『恋つづ』のお相手だった佐藤健さんと比較されてしまうハンディキャップがあります。この枠でヒロインの相手役にジャニーズ勢を起用するのは、18年4月期の『花のち晴れ~花男Next Season~』以来。それがこの枠の支持層にどう影響するのか分かりませんが、玉森さんにはアンチの声も吹き飛ばすような“キュン芸”を期待します」
嵐の活動休止のほか、残念な話題が多かった昨年のジャニーズ勢。地上波GP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラに多数出演することで、今年の新たなスタートダッシュとなるか。