有村架純が“清純派”の苦しみ吐露…絡みシーンで脱皮なるか
実際、17年上期のNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインを務めた有村は“おにぎり顔のみね子”のイメージが定着し、イメチェンに苦労してきた印象が拭えない。今回、再び映画で激しいカラミに挑戦したことで、いよいよ清純派から脱皮となるか。
芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏がこう言う。
「確かに固まった清純派のイメージを壊すために濡れ場に挑戦したり、陰のある役柄に挑戦するのは有効な手段だと思いますが、有村さんが“何をやっても同じ”に見えてしまうのはもっと根本的な問題だと思います。本人なりに演技について悩んだり、工夫をしているのかもしれませんが、どうも貪欲さが伝わってこないのです。私は18年公開の映画『コーヒーが冷めないうちに』のロケ現場を取材しましたが、約1時間の休憩中にADが日傘を差し続けている横で、有村さんがくつろいでいる様子が印象的でした。しかし、本当に“演技派”といわれる役者はこうした隙間時間の使い方が違います。例えば、有村さんの事務所の先輩である戸田恵梨香さんらは、撮影中に少し時間ができるとスタッフと積極的にコミュニケーションを図り、どうすれば作品がより良くなるか探ろうとします。つまり、自分が出演する作品を俯瞰して見つつ、女優として何をすべきかを追求し続けているのです。そうした視点が有村さんに加われば、清純派を脱皮するのも容易だと思います」
有村は清純派のままでいいのではないかという声もある。キャラ変が成功してその先に何が待っているのだろうか。