「ボス恋」上白石萌音“高視聴率ヒロイン”定着に必要なこと
“ボス恋”は、熊本から上京して“人並みの生活”を求めるヒロインが、超一流ファッション誌という派手な世界に身を投じて繰り広げる「胸キュンお仕事ラブコメ」。
「世帯視聴率は視聴者にはもちろんのこと、もはやテレビ局にとってもスポンサーにとっても気にすべき数字ではなくなっていますが、それでも意味はあると思います。“ボス恋”の場合、ネット上での評価と視聴率がここまで乖離しているのも珍しい」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏は、こう続ける。
「ネット上では〈映画のパクリ〉〈少女漫画や過去のラブコメの切り貼り〉〈ヒロインに共感できない〉といった否定的な意見も少なくありませんからね。その一方で、子犬的魅力全開の玉森裕太さん、実はイイ奴ドSイケメン役の間宮祥太朗さん、美しいボス役の菜々緒さん、珍しくイケオジ役のユースケサンタマリアさんなど、個々の出演者に焦点を当てて見ていく楽しみがあります。あまりこねくり回すよりも、地上波GP帯のドラマをリアルタイムで見る層には、“これぐらいベタでいいのかも”という確信犯的な計算も、うっすら感じたりしますけどね」