小室圭さん「説明責任を」と…宮内庁長官の苦言が尾を引く
長官は天皇家の秘書なのである。
ここで「長官と侍従長」の2人を並べているが、なぜ1人ではなかったのだろうか。
皇室の組織には「オモテ」と「オク」という独特な区分がある。オモテとは、政府との調整、儀式関係、予算の管理、報道対応といった、いわば天皇家の事務一般であって、このトップが長官なのである。オクというのは、天皇皇后両陛下および上皇ご夫妻の私的な生活を支える部局で、おそばにいて私的な相談に応じることもある。そのトップが侍従長である。つまり、天皇家の「公」と「私」のトップということだ。
そのオモテのトップが、婚約を認められたとはいえ、正式な婚約もしていない一民間人の小室さんについてあれこれ言うのは、やはり異例だろう。それは天皇家のオモテの見解になるからだ。
なぜ長官は異例の発言をしたのかは不明だが、週刊新潮は「小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒」と題する記事で、「もっぱら上皇后さまの強い懸念が影響しています」と、宮内庁長官を動かしたのは上皇后さまという記事を載せた。