退所のキンプリ岩橋 発表が遅れた背景に事務所の台所事情
■Snow ManとSixTONESの台頭
岩橋にとってさらに不運だったのは「Snow Man」や「SixTONES」の台頭だろう。20年1月22日に発売されたSnow Manのデビューシングル「D.D / Imitation Rain」は132.8万枚の大ヒットを記録。これで事務所内の雲行きが一変する。事務所内の中心はキンプリから“スノスト”に変わり、キンプリは“バラ売り対象”にシフトし始める。
キンプリのプロモーションが明らかに変化したのは、昨年5月30日に放送された「Premium Music」(日本テレビ系)での画像処理だった。
「岩橋の部分だけが削除された形でオンエアされたのです。違和感を感じことを覚えています」(テレビ関係者)
すでにこの段階で岩橋の退所方針はほぼ固まっていたのだろう。しかし、今回の正式発表までにそれから10カ月の期間を要したことになる。
「ジャニーズ事務所は少しでも混乱を避けたかったのだと思います。昨年は山下智久、手越祐也、中居正広といった“大物”の所属アイドルたちが次々と事務所を去りました。この流れの中にキンプリメンバーの名前を入れたくなかったでしょう」(芸能関係者)