櫻井翔&広瀬すず「ネメシス」は“お金のかかったコント”か
■苦境が続く日テレドラマ
数年前まで日テレにも面白いドラマがたくさんあった。しかし、ここ最近のドラマは低迷傾向にある印象が否めない。18年10月期の「今日から俺は!!」や19年1月期の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、19年4月・7月期「あなたの番です」など、話題になったドラマは視聴者を巻き込むメッセージ性があったり、コメディーに全振りしていたり、展開が気になる構成だったりという”要素”がきちんと見えていた。
豪華なキャストを揃えれば揃えるほど、脚本や構成がしっかりしていなければ、その分「噛み合ってなさ」が浮かび上がってしまうというデメリットも生じやすい。今をときめくキャスト頼りではない、本気で面白い“脚本”のドラマがそろそろ見たいところだ。