草彅剛は映画に続きドラマでも受賞…それでも民放起用せず
草彅剛の快進撃が続いている。
今年3月、主演映画「ミッドナイトスワン」で最優秀主演男優賞受賞に続き、今度は主演ドラマでの受賞だ。
7日、優れたテレビ番組、ラジオ番組、個人・グループを表彰する「第47回放送文化基金賞」の受賞作が発表されたが、テレビドラマ番組部門の最優秀賞に「ペペロンチーノ」が選ばれ、主演の草彅が演技賞を受賞した。
同作品は草彅演じるイタリアンレストランのオーナーシェフ・小野寺潔の10年を通して、東日本大震災の被災者の心の葛藤を描いた、NHK仙台発の地域ドラマだ。
草彅は映画「ミッドナイトスワン」でも育児放棄された少女との出会いによって母性に目覚めていくトランスジェンダー女性・凪沙という難しい役どころを繊細に演じていたが、「ペペロンチーノ」でもその演技力が高く評価された形だ。
「現在、草彅は大河ドラマ『青天を衝け』で徳川慶喜を演じていて、こちらもすこぶる評判がいい。草彅の魅力といえる自然体の演技が、現代劇ならともかく、時代劇にマッチするのかと危惧していましたが、冷静で掴みどころのなさから一転、怒りや悲しみを目だけで表現し、その繊細な演技を視聴者も絶賛しています。吉沢亮演じる渋沢栄一を主人公にした大河ドラマと聞いて慶喜がどんな立ち位置かを心配していましたが、前半は草彅慶喜と、『こんばんは、徳川家康です』と冒頭で出演する北大路欣也の存在が視聴者の興味をつないだといっても過言ではありません」(ドラマウオッチャー)