Snow Manの実写版「おそ松さん」に戸惑う双方のファン…でも「意外と融和性がある」
実際、第2期以降は、アニメの中で「オワコン」自虐ネタを何度か入れてくるほど、おそ松さんはなんでもありを楽しむ作品になりつつあった。
そもそも「おそ松さん」自体がおそ松くんの原作クラッシャーと呼ばれることもあるくらいなので、ネット記事が指摘するような「原作にリスペクトがない」というほど、おそ松さんはガチガチに世界観が固定されたコンテンツではないといえる。
■唯一の懸念は…ジャニーズによる実写作品はコケやすい?
ただ一つ、過去にもジャニーズによる原作漫画の実写作品は結構あったが、正直なところ「派手にコケる」か「ウケてもそこそこ」という印象が強く、そこがSnow Manファンにとっては懸念材料になっているといえるが、筆者の予想としては「思ったよりも面白い」と思える作品になるのではないかなと思っている。
先述したように、おそ松さんはそこまで固定された世界観もないので、実写化のハードルは他作品よりも低いことが理由として挙げられる。むしろ、おそ松さんは作中でジャニーズのようなアイドルグループ「F6」が登場していたぐらいなので、それを本物のジャニーズが演じること自体が、ネタとして面白いと思っているし、そこも含めて「おそ松さん実写化」の楽しみ方がすでに始まっていると思えてならない。
すでに発表されているオリジナルキャラはどう絡んでくるのか? イヤミ、チビ太、ハタ坊などのサブキャラクターは登場するのか? 気になる点は確かにあるが、最終的には「これでいいのだ!」といえる実写映画になってくれるだろう。
(文=都咲響/サブカルソムリエ)