米倉涼子に正念場…「ドクターX」シーズン7で絶対“失敗できない”ウラ事情
ただ、大門の手術の腕は高く買っており、ケミカルサージェリーの機器操作レベルを上げるため、内科に取り込もうともくろんでいるようだった。もちろん大門は拒否。内科では手に余る新型コロナ感染者の進行がん切除など、危険で難しい手術を鮮やかにやってのける。
「内科と外科の確執に大門が絡むというのが物語の構図ですが、いま実際に新型コロナ治療の最前線に立っているのは内科系ですから、ドラマでも、いつものように内科を自分勝手な敵役として描きにくい。大門もワクチン接種の手伝いを頼まれたら、『いたしません』と拒否できないでしょう。神原名医紹介所も一肌脱ぐかもしれません」(放送作家)
新型コロナで病院の機能がマヒしても「失敗しない」大門未知子だが、主演の米倉涼子こそ今回は絶対に失敗できない。オスカープロモーションから独立して最初のドラマだからだ。前シーズンまではオスカーが企画協力してきたが、もうバックアップはない。ここで視聴率が下がったら、「連続20%超のお化け番組も、裏で事務所が動いていたからか」と言われるだろう。絶対に前作を超えるものを作りたい――米倉は必死だ。